2003年12月3日、南極観測船「しらせ」は第4次南極観測隊64人を乗せて、オーストラリアの西海岸フリーマントル港を出発した。 南緯45度を越えて、揺れが大きくなってきた。歩いていると、あれ~おっとっとと……思わず、体が飛んでいってしまう。これでもまだ船の傾斜は20度足らずとか、「こんなのは静かなほうだよ」と「しらせ」の乗組員に笑われた。 大揺れがこないうちにと、出港初日の3日からきょうまでの4日間、「しらせ大学」が開かれていた。「しらせ」乗組員向けに観測隊員がそれぞれの専門分野を講義するものだ。 1日2人がそれぞれ30分ずつ。「大気球――成層圏に気球を揚げる」「雪上車の歴史」「ペンギン(企鹅)の秘密」といった様々なテーマだ。 船酔いで眠そうな隊員たちと対照的に、会場いっぱいに集まった「しらせ」乗組員は皆、とても熱心な表情。質問していた1人に後で尋ねてみると、「きょうで終わりじゃ物足りない。昔は卒業証書ももらえたのに残念だな。」 わたしたちも船の中で、気象、航空機、料理、医者、カメラ、いろいろな仕事をする乗組員の方々にたくさんの刺激を受けている。違う世界を知るというのは、実に楽しいものだ。

第1题,共6个问题
(单选题)文中の「体が飛んでいってしまう」の意味はどれか()。
A:船の傾斜で、歩くのを止めようと思っても止まらない。
B:船の揺れで、体が上の方へ飛んでしまう。
C:船の傾斜で、座ろうと思っても座れない。
D:船の揺れで、急に走るようになる。

第2题,共6个问题
(单选题)文中の「これ」の指すものはどれか()。
A:船が45度を超えたこと
B:筆者が歩いていること
C:歩いていると、体が飛んでいってしまうほど揺れが大きいこと
D:船の傾斜はまだ20度に足りないこと

第3题,共6个问题
(单选题)文中の「しらせ大学」の意味はどれか()。
A:南極観測船「しらせ」で、大学の先生が講義をすること
B:これから南極観測船で大学を開く知らせがあったこと
C:南極観測船「しらせ」で、観測隊員が講義をすること
D:南極を観測する船では、知らせが多いこと

第4题,共6个问题
(单选题)文中の「質問していた1人」はだれか()。
A:講義を聞いていた「学生」
B:講義をしていた「先生」
C:「学生」に質問した人
D:「学生」に質問された人

第5题,共6个问题
(单选题)文中に「昔は卒業証書ももらえたのに残念だな」とあるが、残念に思う理由はどれか()。
A:以前は卒業証書を受け取ったが、今度は受け取らないから
B:以前のように卒業証書を受け取りたいが、それができないから
C:今度は卒業証書が受け取れるが、以前は受け取れなかったから
D:今度は卒業証書を受け取りたいのだが、以前はその気がなかったから

第6题,共6个问题
(单选题)文中の「わたしたち」はだれか()。
A:乗組員たち
B:観測隊員たち
C:講義をした乗組員たち
D:講義をうけた観測隊員たち
出自:语言学